エジンバラ大学交換留学記(2018/2019)

北海道大学からエジンバラ大学への交換留学記録

期末試験を受けて来ました。

現在、Semester1の試験期間です。エジンバラ大学では基本的にSemester1の試験は12月中旬頃にあります。

 

試験に関して、日本の大学の試験と大きく事なる点が数多くあったのでまとめたいと思います。

 

試験会場が広い

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試験会場(体育館)

これは私が受けた試験のうちの1つの会場です。普段は体育館になっているところが、このように試験体制になっています。座る席は自由です。基本的に授業を受けている人数が多いのでこのように広いところで行われるのでしょう。

カバンなどの荷物は体育館の後ろおよび横にまとめて置くスペースがあります。筆記用具(ボールペン。シャーペンは多分不可。)と学生証だけ持って席につきます。冷たい蓋のできる飲み物は持ち込み可能なようです。ちなみに上の写真のテストは機械学習のテストで、特別に電卓の持ち込みが許可されていました。(メーカーの指定など厳しいです。)

 

本格的な冊子に解答を記入する

こちらは試験中なので写真が取れませんでした。探しましたがネットにも写真が上がっていません。

ただの紙に解答を記入するのではなく、きちんと製本された冊子に解答を記入します。表紙には試験科目名、試験日、受験番号を記入します。また、表紙に書いてある注意事項を読み、それに承諾した旨をサインする部分があります。サイン部分は隠すために折り返してテープで留められるようになっています。

冊子の中身は一般的な罫線の引かれたノートになっており、自分で問題番号などを記入します。下書きや計算についてもノートに記入し、採点して欲しくない部分はバツ印を書きます。

ちなみに問題冊子も体裁が整っていて、本格的です。日本の大学入試に使われるような上質紙に印刷されています。

 

匿名採点される

上にも書いたようにサインをした部分は隠せる構造になっています。試験は公平性を記すために受験者の名前を伏せた状態で採点されます。

 

ボールペンを利用する

ボールペンで解答するように指示があります。なので間違えたら二重線で訂正するなどが必要です。(初めてのテストだったので勝手がわからず、自分は適用に横線を引いたり、ぐちゃぐちゃと塗りつぶしたりしましたが...どれが適切な方法なのかは確認します。)

 

過去問が公式配布されている

https://exampapers.ed.ac.uk で基本的に全ての授業の過去問が閲覧できます。

 

試験日程はかなり調整されている

同じ日に2つの試験を受けたり、連続した日程に試験が来ないように大学側で試験日程を極力調整してくれているようです。私は3つのテストを受けましたが、1つ目を受けて中3日あけて2つ目。また中3日あけて3つ目という日程で非常に余裕を持って受験できました。

 

みんなかなり全力で受けている

特に正規の学生は成績を重要視している人が多く、テストには全力を注いでいます。試験前は図書館が非常に混雑しており、自習机の空席を見つけるのが大変です。

試験前は学生同士で励ましあったり、試験開始の際も先生が「Good luck!」と言ったり特有の雰囲気に包まれています。

少し日本の高校受験や大学受験を思い出しました。

 

 

以上、エジンバラのテストの特色でした。

最後の授業からテストが始まるまで2~3週間程度、マージンが設けられています。なので勉強自体はかなり余裕を持ってできます。