エジンバラ大学交換留学記(2018/2019)

北海道大学からエジンバラ大学への交換留学記録

IELTS対策-Listening-

この記事では私が行ったIELTSのリスニング対策を紹介します。

 

試験内容

問題数:40問 (4セクション)

時間:30min + 10min (10minは問題用紙から解答用紙に回答を写す時間)

 

流れるのはイギリス英語をはじめとして、色々な種類の英語!

IELTSのリスニングではイギリス英語をはじめとして、アメリカ英語やネイティブでない人の発音など様々な種類の英語が流れます。だからと言って特に困ることはありませんが、日本人が聞き取り易いノーマルな英語と比べてより注意して聞き取ったり、文脈から推測する能力が要求されます。

 

暇さえあればBBC World Service

iPhoneユーザであれば、デフォルトでインストールされているミュージックアプリで「BBCワールドサービス」と検索すれば簡単にイギリス英語のニュースを視聴できます。 私は移動中や暇な時、このラジオを聞いてイギリス英語に慣れるようにしました。このラジオ番組のいいところは、イギリス英語のみならず、ネイティブでない人の英語も登場するということです。IELTSのリスニングに出て来る様な様々な英語を聞くことができるのでオススメです。

 

シャドーイングは大事

英語を聞き流すだけでは短期的にはあまり効果が無いように感じます。物事を学ぶ時全てに共通して言える事だと思いますが、体で実際に体験する量が多いほど脳に刷り込まれ易くなるのだと思います。BBC World Serviceでラジオを聴きながらシャドーイングをして、さらにジェスチャーをつけてみる。そうする事で一人で英語の能力を伸ばすことができます。まずは試してみてください。自分で実感したことしか身になりませんから。

 

参考書で練習

過去の記事で紹介した参考書を使用して勉強しました。 

 
 ドリルはやらずに実際の問題のみ解いて数をこなしました。ドリルはディクテーションが主なので時間がかかるしやりませんでした。

英文が流れる前に30秒の問題文を読む時間があります。その時間を有効活用して、なんのテーマについての会話なのか、空欄に何を書けばいいのかの当たりをつけておきます。メモの取り方などは人それぞれだと思うので数をこなして慣れることが大事だと思います。

 

試験のポイント

・英文が流れる前の30秒で問題文を読み、空欄の品詞など当たりをつける。

・綴りがわからない時でも、日本語で書いたりしてとりあえずメモを残しましょう。スペルはあとでじっくり考えます。

・英文は1回しか流れないので注意です!人の名前を書き取る問題が曲者です。人の名前のスペルを書きそうな問題があったら、放送でスペルを言っている部分があるのでよく聞いてください。

・聞き取れなかったり、わからないからと言っていつまでも留まらない様にしましょう。スコア6.5を目指す場合、40問中10個程度は間違っても平気です。

エジンバラ空港に到着~Taxiで移動~入寮まで

この記事ではエジンバラに到着した際の出来事をお伝えしたいと思います。

 

最初の関門、「入国審査」

スコットランドに入国する際、「入国審査」があります。入国審査の際に必要となる書類についてインターネット上で様々な意見が飛び交って居ますが、私の場合は以下の通りでした。

・飛行機内で配布される入国カード

・VISAが貼ってあるパスポート

・VISAを受け取った時にもらった紙(BRPをどこどこで受け取れ等書いてある書類です)

たったこれだけで大丈夫でした。「入学許可証」や「CAS Statement」、「寮の住所がわかる書類」は必要ありませんでした。(一応持っていきましたが...)

ちなみに私の持っているVISAは「Tier4 General Student」です。

※これはあくまで私の場合ですので責任は取れません。

 

入国審査官に「Hi!」といって3つの書類を提出したのち、審査官が「What are you going to study here?」と聞いて来たので「Computer Science」と答えました。その後、右手親指と人差し指の指紋を登録して完了です。

スコットランドの英語は本当に聞き取りにくいです。最初、「What are you going to study here?」も聞き取れませんでした。審査官も別に怖い人ではないので「Could you say that again please?」などと聞き返しましょう。

 

Airport Welcome

指定の日に到着するとエジンバラ大学の学生が空港までお迎えに来てくれます。Googleで「Edinburgh University Airport welcome」と検索すると詳細が出て来ます。特に予約とかは必要ありません。

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自分が住む予定の寮を伝えると、そこまでの行き方を教えてもらえます。

 

ただ、結局Taxiが一番便利で早いので大人しくTaxiを使う方がいいと思います。なのでこのAirport welcomeは到着後の緊張をほぐすために、とりあえず経路を聞いておくぐらいの気持ちでいいと思います。

 

いざTaxiで寮へ

空港の看板を見てTaxi乗り場へ移動しました。この日のエジンバラ空港はエジンバラ大への入学生、交換留学生で溢れており、Taxi乗り場にもエジンバラ大の寮に向かう学生が多数見受けられました。

この時、列の後ろに並んでいた学生に声をかけられ、どこに行くのか聞かれたのですが行き先が同じだったため乗合をすることにしました。

私の寮はPollock Hallsというエジンバラ大学の多数の寮が集まっている場所でした。空港からTaxiで25分程度。2人で25ポンドほどでした。

 

入寮

Taxiで寮につくと、エントランスでチェックインが行われていました。係員の指示通りに事を進め、鍵をゲット。日本から約20時間、ようやく部屋に到着しました。

寮についてはまた今度、詳しく記事を書こうと思います。

 

今回はここまでです。ありがとうございました。

留学までのスケジュール

今回は私の留学までのスケジュールについて、簡単に紹介します。

留学までのスケジュール

2017年10月頃 留学を決心

2017年12月16日 IELTS受験

2017年12月末 IELTS結果発表(Overall 6.5取得)

2018年1月4日 北大の交換留学2次募集に応募(1次募集はとっくに締め切られていたが、ほとんどの協定大学はまだ空席があった。)

2018年1月9日 2次募集締め切り

2018年5月8日 北大校内選考面接(志望動機が曖昧なため、志望動機の再提出を求められる)

2018年5月9日 志望動機再提出

2018年5月14日 交換留学決定の内示がメールで届く

2018年5月16日 エジンバラ大学から案内メールが届く

2018年5月21日 エジンバラ大学へ交換留学申請

2018年6月7日 JASSO奨学金結果通知(不採択)

2018年6月10日 CAS申請(VISA申請に必要な番号)

2018年6月14日 飛行機チケット予約(エティハド航空。片道10万円ほど)

2018年6月15日 寮の申請

2018年6月15日 CAS発行完了

2018年6月21日 付帯海外保険加入(大学指定の保険)

2018年6月22日 新渡戸カレッジフロンティア基金奨学金申し込み

2018年6月28日 ネットでVISAの申し込み開始

2018年7月18日 北大で出発前オリエンテーション

2018年8月16日 東京のVISAセンターでVISA申請

2018年8月22日 無事にVISA届く

2018年9月7日 出国

期末試験を受けて来ました。

現在、Semester1の試験期間です。エジンバラ大学では基本的にSemester1の試験は12月中旬頃にあります。

 

試験に関して、日本の大学の試験と大きく事なる点が数多くあったのでまとめたいと思います。

 

試験会場が広い

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試験会場(体育館)

これは私が受けた試験のうちの1つの会場です。普段は体育館になっているところが、このように試験体制になっています。座る席は自由です。基本的に授業を受けている人数が多いのでこのように広いところで行われるのでしょう。

カバンなどの荷物は体育館の後ろおよび横にまとめて置くスペースがあります。筆記用具(ボールペン。シャーペンは多分不可。)と学生証だけ持って席につきます。冷たい蓋のできる飲み物は持ち込み可能なようです。ちなみに上の写真のテストは機械学習のテストで、特別に電卓の持ち込みが許可されていました。(メーカーの指定など厳しいです。)

 

本格的な冊子に解答を記入する

こちらは試験中なので写真が取れませんでした。探しましたがネットにも写真が上がっていません。

ただの紙に解答を記入するのではなく、きちんと製本された冊子に解答を記入します。表紙には試験科目名、試験日、受験番号を記入します。また、表紙に書いてある注意事項を読み、それに承諾した旨をサインする部分があります。サイン部分は隠すために折り返してテープで留められるようになっています。

冊子の中身は一般的な罫線の引かれたノートになっており、自分で問題番号などを記入します。下書きや計算についてもノートに記入し、採点して欲しくない部分はバツ印を書きます。

ちなみに問題冊子も体裁が整っていて、本格的です。日本の大学入試に使われるような上質紙に印刷されています。

 

匿名採点される

上にも書いたようにサインをした部分は隠せる構造になっています。試験は公平性を記すために受験者の名前を伏せた状態で採点されます。

 

ボールペンを利用する

ボールペンで解答するように指示があります。なので間違えたら二重線で訂正するなどが必要です。(初めてのテストだったので勝手がわからず、自分は適用に横線を引いたり、ぐちゃぐちゃと塗りつぶしたりしましたが...どれが適切な方法なのかは確認します。)

 

過去問が公式配布されている

https://exampapers.ed.ac.uk で基本的に全ての授業の過去問が閲覧できます。

 

試験日程はかなり調整されている

同じ日に2つの試験を受けたり、連続した日程に試験が来ないように大学側で試験日程を極力調整してくれているようです。私は3つのテストを受けましたが、1つ目を受けて中3日あけて2つ目。また中3日あけて3つ目という日程で非常に余裕を持って受験できました。

 

みんなかなり全力で受けている

特に正規の学生は成績を重要視している人が多く、テストには全力を注いでいます。試験前は図書館が非常に混雑しており、自習机の空席を見つけるのが大変です。

試験前は学生同士で励ましあったり、試験開始の際も先生が「Good luck!」と言ったり特有の雰囲気に包まれています。

少し日本の高校受験や大学受験を思い出しました。

 

 

以上、エジンバラのテストの特色でした。

最後の授業からテストが始まるまで2~3週間程度、マージンが設けられています。なので勉強自体はかなり余裕を持ってできます。

持っていくお金・クレジットカードのこと

「どれぐらいの現金を持っていけばいいのか」、「どこで換金すれば安いのか」不安な人が多いと思いますのでこの記事で説明したいと思います。

①現金はほとんど必要ない。よって日本で換金して持っていく必要はない。

日本からエジンバラに到着するまで、あるいは到着してからほとんどの場面でクレジットカードが使えます(そして、クレジットカードで払ったほうがお得...後述)現金でしか払えない場面は、「Cash Onlyのお店(ほとんどない)」「コインランドリー」「友達と割り勘で払う時」「自販機(これもカード使える場所が多い)」くらいでしょう。

日本の空港などで換金するのは非常に手数料が高いですし、日本からポンドを現金で持っていく必要はないと思います。

参考までに、日本から日本円の現金を持ってのは換金できる場所も限られますし、手数料も高いので予備として日本円を持っていくのはオススメしません

 

②どうしても現金が必要な場合は、クレジットカードのキャッシング機能でおろす

エジンバラは町中にATMがあります。本当にいたる所にあります。通貨交換所で換金するよりも、クレジットカードのキャッシング機能でおろす方が基本的にレートが良いです。

イメージですがYahooファイナンスで1ポンド=145円くらいの時は、

  • 町中の通貨交換所 165円
  • キャッシング150円

くらいの感覚です。もちろんATMの種類などにもよります。またATMは一回の利用に216円くらいの手数料がかかるので、少額を下ろす場合は要注意です。

 

③学生なら絶対「Life Card」がオススメ

LifeCardのキャンペーンで、学生なら海外ショッピング利用分5%キャッシュバックを行なっています。もはや現金で払う理由がありませんね。ポイントもたまるし、キャッシュバックされるし、ApplePayに追加できるし。(これが意外と便利...)

www.lifecard.co.jp

エジンバラでは挿入式のカードではなく、Contactlessと言われる非接触形式のカードが主流なようで、その影響でApplePayの普及率が非常に高いです。なのでApplePayに登録できるLifeCardは本当に便利...

 

なにかご質問などあればコメントをお願いします〜